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ARCNET CircLinkアナライザー専門メーカー  エムアンドシーシステム

TEL. 045-514-5648

〒224-0023 横浜市都筑区東山田4-5-6 104

ArcScan 計測のヒント

 弊社アークネットアナライザー[ArcScan]をご利用頂きましてありがとうございます。
[ArcScan]を効率的にご利用頂く手引きとしてこのページを開設いたしております。
[ArcScan]が開発された主な目的を下記に示します。

@システム開発のデバッグ
Aシステム保守・管理の不具合調査・デバック
Bシステム監視

等がございますが、その局面に相応しい[ArcScan]の設定方法があり、また計測の結果[ArcScan]から出力されるデータを最も解析効率が良いフォーマットを選択して表示する必要があります。アークネットシステムの不具合の中でも一番難しい不具合は、物理層の不具合です。

物理層は、アークネットシステムを根幹で支えている重要な部分です。

この部分に不具合が発生すると論理層(ユーザーアプリケーション)がどんなに立派なシステムでも、複雑な不具合現象となり技術者を悩ませる事になります。


自動車に例えると、見た目はすばらしい豪華内装仕様の高級車でもエンジンとかタイヤを含めて駆動系がお粗末な装備では、必要な性能は出せません。例えば、時々エンストしたりすると安心して運転出来ません。またタイヤがパンクしていると運転手(パケットデータ)は目的地に着く事が出来なくなります。

どんな高級車でも経年変化で中古になります。あちらこちらに不具合が発生して調子が悪くなります。

アークネットシステムも同様です。不具合の発生した部品、不具合の原因となっているソフトウェア・モジュールを許された保守・管理時間内に出来るだけ短時間で見つけて不具合の発生した部品、ソフトウェア・モジュール等は、交換・修正して性能を維持することが必要です。

ただし運用中のシステムを止めて試験を行うのは、現実的ではありません。
基本的には、運用管理者からの時々刻々の不具合情報によって現場レベルでの対応を求められます。
以下のような不具合情報の報告が有った場合・・・どう対応すれば良いか 

■ 何の前触れも無くシステムが停止するが。
■ 時々訳の分からない動きをして異常停止するが。
■ 動作が遅くなった気がするが。
■ データの欠落が有るようだが。
■ アラートランプが時々点くが。
■ 上位システムより異常報告が有るが。
■ 稀に通信の瞬断、復帰を繰り返してお客様より異常報告が有るが原因が分からず苦慮しているが。
■ システムアラートログが正しく報告されないが。
■ システムを設置してかなりの年月が経って、保守・管理の必要性に迫られているが。
■ 最近 システムを納入したが、原因不明の不具合に悩まされているが。

必要な事は、
不具合の原因を探ることで、焦るあまり、やみ雲に部品交換すべきではありません。
そのような事をすると、機器に触ったことでクリチカルな現象を再現しなくなり物事の本質を見失う事で、益々深みにはまり、多くの無駄な時間を費やす結果となります。

このような現象の解析は、解析に必要な情報が得られないパケットレベルのモニターでは不可能です。
物理層の[リンク確立]が不安定なシステムは、非常に厄介な不具合現象となり対応に苦慮します。
まずは、物理層・論理層の不具合切り分けが必要です。

そのためには、実時間情報をベースとしたトークンを含めたノード間通信履歴が確実に残る通信アナライザーによって物理層の不具合を正確に切り分ける必要があります。

このような不具合は、物理層からプロトコル層まで一貫して計測できる弊社アナライザーで信号解析を行うことが非常に重要です。ARCNETの隅から隅まで詳細に解析することが可能ですので、まず
御社システムの物理層に不具合が無いかを確認することが必要です。




今回 厄介な不具合として有名な?
バースト・再構築発生の検証方法について説明します。
弊社アナライザーをお持ちの方が対象となりますが、お持ちでない方は、参考としてご覧ください。

1.バースト・再構築発生の検証方法について

@アナライザーの設定方法


アナライザーの設定画面で下記に示すように
設定後、計測開始ボタンを押して計測開始します。
この設定によってアナライザーは、ハードウェアエラー検出機能により
高速でエラー検出が始まります。
検出すると直ちに計測を停止します。

エラーが無かった場合はエラーを検出するまで計測しますので、
手動で計測停止をしてください。





Aイベント発生によって計測を自動的に停止します。


イベント発生によって
自動的にリアルタイム解析画像に遷移して関連する情報を表示します。
左のログデータリストには
不具合の有ったイベントを記録した背景が赤色のファイルがあります。これをクリックするとログデータリストの内容は真ん中の赤枠で囲われたバースト・再構築発生が有った事を示しています。

また 右下の赤枠で囲まれたイベントリストには、
原因となったイベント名、発生日時、不具合波形をサンプリングした’Wマークが表示されています。






Bイベントが発生した要因を物理層レベルで解析するために、伝送線路波形を確認することが必要です。

イベントリスト右端に絵文字でWのマークは、
オシロスコープ機能が伝送線路波形をサンプリングしたことを示しています。この絵文字をクリックすると下記のようなオシロスコープ画面が表示されて、最上部の赤枠で示されたバースト発生の要因となった脱落したノード番号を示しています。

また波形データは、
途中で途切れていて再構築発生・バースト発生の準備に入ったことを示しています。





オシロスコープ機能の最上段の赤枠に注目してください。問題のノードが特定されています。
しかしこのノードが不具合発生の原因なのかの検証作業が必要です。ネットワークシステムの不具合解析は、送信側ノードの不具合なのか?受信側ノードが不具合なのかの
切り分けが必要な場合がある事に留意する必要があります。そのような場合の切り分けは、弊社アナライザーの強力なプロトコル解析機能を使用すると簡単に切り分けが可能です。

この機能の詳細な使い方は、後日 掲載予定です。

以上のような手順で、バースト・再構築発生の原因特定と検証作業を進めます。






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